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はぁはぁブログ

はぁはぁするブログです

「ご結婚おめでとう」親友に贈ったコードとデザインの話

新郎新婦には内緒で、「ご結婚おめでとう」の「声」を集めたい。
みんなからのナマの「声」をどうにかして録音することはできないか。
それらを、記念の刻印入りの iPod shuffle にいれてプレゼントできないか。
―――そんな秘密の企画がひっそりとはじまりました。

Twilio(トゥイリオ )というクラウド電話APIサービスでやってみよう!
という計画を思いついたのは @darashi @june29 @hmskプログラマの3人でした。

Twilio(トゥイリオ )って何?

Twilio(トゥイリオ )というのは、クラウド電話APIサービスのことで、
プログラミングで電話システムを作れるのだそう。
電話というツールで、何かシステムを作る。なんだかよくわからないけれど、
わくわくする遊びがはじまったんだ、ということだけは私にもわかりました。

そんなある日、@hmsk さんから
Ruby でかかれたコードが幹事チームの GitHub グループで共有され
Twilio を使ってこんな感じで動く電話システムができあがってきました。

【1】番号に電話をかける
【2】ウェルカムメッセージが再生される
【3】話して「 # 」で終了する
【4】サンクスメッセージが再生される
【5】電話が切れる

テストユーザーとして電話をかけてみると
Twilio の管理画面に、音声データが 新着1件 登録されていて
ブラウザでそれを再生すると、いままさに電話で話した自分の声がそこにあったのです。

Twilio(トゥイリオ )すごい

すごい。これはすごい。
みんなから、この電話番号に電話をかけてもらうことができれば
録音した「声」をどんどん集めることができるんです。
@darashi さんが「祝電2.0だね」と言っていたけれど、本当にそうですね。

私は、Twilio の管理画面のしくみを、しばらくぼんやりと見つめながら
プログラマさんが、友達を幸せにするための
コードをかいた
、というその爽やかな感動に包まれていました。

電話で再生される声をあててほしいとのことだったので
私  @mamipeko  が声を担当することになりました。

「録音した音声を再生できたほうがいい」
「やり直しができるといい」など
チームメンバーでリテイクを出しあって
できあがったのがこちらです。

お電話ありがとうございます。
この電話番号にてkeiさん、yucaさんへのお祝いメッセージを承ります。
頂戴したメッセージは、10月19日の結婚式二次会にて、新郎新婦に
プレゼントいたします。それまでは、お二人には内緒にしておいてください。

それでは、keiさんyucaさんにお届けするお祝いのメッセージを
発信音のあとにつづいて、60秒以内でお話しください。
完了したら「 # 」を押してください。準備はよろしいですか?
最初にお名前をお願いいたします。それではどうぞ!

いただいたメッセージを再生します。

このメッセージをお届けしてよろしければ、数字の「 1 」を
もう一度録音する場合は、数字の「 3 」を押してください。

メッセージを承りました。
あなたのまわりの方にもこの番号をお知らせください。
たくさんのお祝いメッセージが集まるよう、ご協力をお願いします。
お電話ありがとうございました。

もしもバレてしまったときは

もしも、万が一、なにかのミスで新郎新婦に番号がバレてしまった場合に備えて
新郎新婦それぞれの電話番号から電話がかかってきたときだけ
こちらのメッセージが再生されて、電話が切れるしくみになっていました。

keiさん、yucaちゃん
ご結婚おめでとうございます。
wedding-s でお会いできることを楽しみにしております。
お電話ありがとうございました〜。おめでとう〜。

みんなに伝える

あとはこの電話番号をみんなに伝えるだけ。
デザイン担当の私は、お知らせの紙をデザイン・印刷していって
結婚式の受付を任せてもらう際、内緒でこっそりご親族やご友人へ配っていました。
(「声」のプレゼントは、結婚式の翌週のパーティで贈るものでした)

ご両家のお父さん・お母さんから、学校の友達、大学の先生、
TwitterFacebookのインターネットの人たちまで伝わって
みんなからのおめでとうの「声」がどんどんどんどん届いてきました。
私は、届きつづける新着の録音データを確認しながら、ほとんど放心状態でした。

コードをかいたりデザインをしたり、
そうやってみんなで作ってきたひとつの箱に
リアルなデータがどんどん入れられていく。
制作したコンテンツに、命が宿った瞬間でした。
コードが、デザインが、生きたものになりました。
電話をかけてくれたみなさん、どうもありがとうございました。

刻印入り iPod shuffle

そして最後は、お二人のご結婚パーティのイベント名の
「happy #wedding-s」という刻印をうった iPod shuffle を注文。

photo by @tomoko_and

ここに、みんなから録音してもらった音声データをいれて
プレゼントとしてお贈りしました。

ウェディング時計アプリ

みんなからの「声」のプレゼントとは別に、もうひとつ。
Webブラウザで見れるウェディング時計アプリ」も作りました。
新郎新婦お二人の思い出の写真が1分ごとにシャッフルする時計のアプリケーションです。

コードは @june29Ruby , JavaScript , HTML , CSSでかいたもの。
そこに私がデザインしたウェディングロゴを添えて
iPhoneiPad など複数デバイスで表示できるWeb時計ができました。

photo by @kei_s @shirayuca

グリッチ時計

さらに @makimoto さんの悪ノリ(というか、大変よい仕事)によって
ウェディング時計の写真をグリッチさせた時計、というコンテンツまでできてしまい
グリッチされた新郎新婦が大喜びしていた、なんていうことも、あったとかなかったとか。

URLを贈る

「URLを贈りたいよね」ということで
時計のURLを記載したカードもつくって、パーティの当日にお二人へ。

パーティの「なふだ」

新郎新婦のお二人からの希望で
「パーティに来てくれた人たちが交流しやすくしてもらえるとうれしい」
という話があったので「なふだ」もデザインしました。

参加する全員の分をそろえて用意していきました。
少しでも交流のきっかけになっていたらいいな。

どんな勉強会よりもギークな結婚パーティ

結婚パーティは、LTのある結婚パーティということで
ウェディングドレス姿の花嫁が LT をしたり
新郎の LT でライブプログラミングがはじまったり
「ドラ娘」ならぬ、ウェディングドレスでの「ドラ新婦」がいたり
どんな勉強会よりもギークな結婚パーティだったと思います。

グリッチの話やTwitterのベストツイートの話であんなにみんながもりあがって
結婚パーティなのにインターネット感丸出しでしたよね。

まとめ

とこんな感じで、親友のご結婚祝いをしました。
いつもの仕事では、クライアントのためだったり、ユーザーさんのためだったり
たくさんの人にむけてコードをかいたり、デザインをしているけれど
私たちの1クリック以内にいる親しい人のために
コードをかくこと、デザインをすること。

作ることへの原点回帰の「だれのために作っているのか」
「だれを幸せにしたいから作るのか」を改めて考えるきっかけになりました。

幹事チーム

幹事チームのみなさん。
いっしょにプロジェクトをお手伝いさせてくれて、
私も仲間にいれてくれて、どうもありがとう。

@darashi
@june29
@hmsk
@tomoko_and
@mamipeko

 
@sugamasao
@hokaccha
 

ご結婚おめでとうございます

そしてそして、最後になりましたが
keiさん、yucaちゃん、ご結婚おめでとうございます。

@kei_s
@shirayuca

 
yucaちゃん、結婚式でご両親へのお手紙を読むとき、がんばったね。
感動しいのyucaちゃんだから、きっと泣いてしまうと思っていたから
よくがんばったなって思いました。

でも、だからこそ二次会のパーティでは泣かすつもりで行ったのだけれど
yucaちゃんはやっぱりずっと、にこにこ笑っていたよね。

でも最後の挨拶のときに、ふっと気がゆるんだのか、
そんなyucaちゃんがうるうる涙をにじませていたから
私のほうがもらい泣きをしてしまいました。

keiさん、yucaちゃんをよろしくね。
ほんとうにほんとうに、ご結婚おめでとう。